福岡YMCAは青少年の「生きるちから」をはぐくみます。
YMCA(Young Men’s Christian Association)は、1844年イギリスのロンドンでジョージ・ウイリアムズを中心とする12人の若者によって創立されました。
今日、YMCAは世界の124カ国・地域にその活動拠点を広げ、約4500万人の人々が参加する世界最大の国際青少年団体に発展しています。YMCAの働きは、それぞれのYMCAが置かれた地域社会の状況とニーズにより、多岐にわたっていますが、その目的・使命は「みんなのものが一つとなるために」という聖書の言葉(ヨハネによる福音書17章21節)を共通のスローガンとして、人種や国籍、信条や階層の壁を越えて、「共に生きる世界」をつくり出すことにあります。
福岡にYMCAが生まれたのは戦後間もない1947年。現在では、総合的な社会教育団体として青少年運動の輪を拡げています。また、「共に生きる社会」の実現を目指し、高齢社会への対応、障がいと共に生きる子ども達へのプログラム、ボランティア活動、環境教育への取り組みを進めています。
鳥が飛び立とうとする瞬間の姿をモチーフにしたシンボル、それが「ポジティブY」です。一人ひとりの命の息吹、未来へ向かう前向きな力、平和への想いを表現しています。
◇鳥が飛び立つ姿を、アルファベットのYが想起される形に重ね合わせています。
◇「みつかる。つながる。よくなる。」という3つのバリューと、Sprit Mind Bodyを
表わす逆三角形が内包された構成で、新たにYMCAが提供を約束する価値と、変わることのないYMCAの精神の両方が込められています。
◇柔らかな曲線と鮮やかなレッドによって、生命の息づかい(生命感)と、YMCAがめざす希望ある豊かな社会が実現される印象を感じさせます。
「キャラクター」とは人格・性格の意味を表し、「ディベロップメント」は向上を意味しています。人が成長していく過程で身につけるべき価値はたくさんありますが、YMCAはその中でも人格の向上に大切な価値として、下記の4つの価値に注目し、YMCAの国際教育プログラムや、ウエルネスプログラムに参加する全ての皆様と共に学んでいきたいと考えています。
福岡YMCAに連なる私たちは、世界のYMCAの人々と共にイエス・キリストによって示された「愛と奉仕」の精神に基づき以下の働きを勧めます。
生涯学習
青少年を中心に幼児から高齢者まで全ての人々の心身の豊かな成長に寄与できる学習活動を提供します。
・外国語教育(英語・中国語・韓国語・スワヒリ語ほか)
・野外活動(シーズンキャンプ・スキー・アウトドアクラブ)
・福岡YMCA国際ホテル・福祉専門学校
ボランティア活動の展開
ボランティア活動を積極的に展開することを通 して他者の痛みや喜びを分かち合える社会をつくり出すことに努めます。
・ユースボランティア(野外活動リーダー・ユーススポーツリーダー)
・日本語ボランティアチューター
・チャリティーラン(障がいをもつ子どもたちを支援するチャリティイベント)
福祉社会の建設
全ての人々に与えられている生命が大切にされ、生き甲斐のある社会をつくりだすことに努めます。
・子育て支援・幼児保育プログラム
・発達障がい児のサポートプログラム(パレットクラブ)
国際協力の推進
アジアを中心とする人々との交流、協力をすすめ、平和で公正な世界の実現に努めます。
・福岡YMCA日本語学校(学習目的別の日本語教育)
・小・中・高校生の海外ホームステイ
・ブラザーYMCAとの交流(韓国・プサンYMCA、マレーシア・イポーYMCA、台北YMCA、アメリカ・オークランドYMCA) ・日韓少年サッカー交流大会
・YMCA国際協力街頭募金
地球環境保全への取り組み
森林への関わりを中心に、地球環境を守り、次世代へ伝えるための活動を行ないます。
・森林キャンプ・フォレストチャレンジャー(春)
・森林ボランティア(植林・下草刈り・中津江村との交流)
・環境フェアなどへの参画